3月機械受注 2か月ぶりに前月を上回る
民間企業の設備投資の目安となる今年3月の機械受注は、前月を2か月ぶりに上回った。
内閣府が発表した3月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除いた民需」は、前月より2.9%多い8694億円だった。2か月ぶりに前月を上回った。
内訳を見ると、製造業はプラス0.3%とわずかにプラス、一方、非製造業は小売りや卸売業から運搬機械の受注があるなどして4.7%のプラスとなった。
しかし、今後6月までの全体の受注は減る見通しで、内閣府では基調判断をこれまでと同じ「緩やかな持ち直しの動きがみられる」と据え置いた。
また、2014年度の受注額は0.8%増えて9兆7805億円と2年連続で増加した。