日銀短観、大企業・製造業3期ぶり“改善”
日本銀行が企業に対して行うアンケート「日銀短観」で、大企業・製造業の景気認識は、3期ぶりに改善した。
6月の日銀短観で、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数は、大企業の製造業でプラス15となり、前回の3月の調査から3ポイント改善した。大企業・製造業の景気認識が改善したのは3期ぶり。円安が輸出企業を中心にプラスに働いている。
また、大企業の非製造業ではプラス23と前回の調査から4ポイント上昇し、3期連続の改善。外国人旅行客の増加で、小売りや宿泊・飲食サービスなどが持ち直している。
景気の3か月後の見通しについては、大企業・製造業で1ポイント改善のプラス16、非製造業では2ポイント悪化のプラス21となった。