4月景気動向指数 3か月ぶりプラス
4月の景気動向指数は、景気の現状を示す指数が、商業販売額が消費税増税後の反動で落ち込んだ去年の同じ時期に比べて回復していることなどから、3か月ぶりのプラスとなった。
内閣府が5日に発表した4月の景気動向指数によると、景気の現状を示す「一致指数」は前月と比べて1.9ポイント上昇して111.1となり、3か月ぶりに上昇した。
去年の4月は、消費税増税後の反動で落ち込んだ商業販売額が今年の4月は回復していることや、スマートフォン部品などを中心に生産が好調だったことが主な要因。
また、景気の先行きを示す「先行指数」も新規求人数の増加などで前月に比べて1.2ポイント上昇し、107.2となった。内閣府は景気の基調判断を「改善を示している」として、引き続き景気が拡大しているとの見方を示した。