アメリカ・サウスカロライナ州で、白人警察官が無抵抗の黒人男性を射殺した事件で、８日、抗議デモが行われる中、警察は急きょ、再発防止策を発表するなど沈静化に努めている。

　この事件は今月４日、サウスカロライナ州で白人警察官が職務質問した黒人男性を背後から射殺したもので、８日、地元では住民らが抗議デモを行った。当初、正当防衛を主張していた警察官が事件から３日後に報じられた映像により、一転して殺人容疑で逮捕・訴追された経緯があり、市長や警察本部長は黒人男性の家族に謝罪に訪れるなど対応に追われている。

　ノースチャールストン市・サミー市長「申し訳ないと家族に伝えた。しかし、問題は解決していない」

　さらに警察は、再発防止策として今後、市の警察官全員に小型カメラを着用させることを発表し、沈静化に努めている。