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公園で高放射線量“掘り起こし”に向け調査

2015年4月24日 14:12
公園で高放射線量“掘り起こし”に向け調査

 東京・池袋の公園で非常に高い放射線量が測定された問題で、豊島区は24日午後にも、公園で土を掘り起こす作業に向けた調査を行う予定。

 この問題は23日、豊島区池袋本町の「電車の見える公園」にあるすべり台の下の部分から1時間あたり480マイクロシーベルトという非常に高い放射線量が検出されたもの。この放射線量は、2時間程度浴び続けると一般の人の年間被ばく線量限度に達する可能性があり、公園は立ち入り禁止になっている。

 池袋保健所には「子どもの健康への影響」を心配するなどの相談が90件以上寄せられているという。豊島区は地中に何らかの物質が埋まっている可能性があるとみて、午後から公園で土を掘り起こす作業に向けた調査を始めたが、実際に作業に取りかかる時期については、「専門業者と協議を始めたばかりなので、今日中に掘り起こすのは難しい」としている。