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新紙幣肖像に渋沢栄一 出身地は早くも期待

2019年4月9日 17:55
新紙幣肖像に渋沢栄一 出身地は早くも期待

政府は、1万円札の肖像を日本の近代化に貢献した渋沢栄一とするなど、紙幣と500円硬貨のデザインを一新すると発表した。新しい1万円札に肖像が使われることになった渋沢栄一は、日本経済の近代化の大きな功労者。そのゆかりの場所では、街の盛り上がりに早くも期待の声があがっている。

渋沢栄一の出身地として有名な埼玉県深谷市。渋沢栄一は深谷にレンガ工場を造り、そこで製造されたレンガが東京駅に使われた。それにちなみ、JR深谷駅は東京駅とそっくりに施され、新1万円札の裏面には東京駅の駅舎がデザインされる。

人形による子供たちの国際交流に力を入れていたという渋沢栄一。深谷駅前にある「からくり時計」からは、1時間に1回、渋沢栄一を模した「からくり人形」が姿を現す。

その他にも銅像など、深谷には渋沢栄一にまつわるものが数多くある。実際にデザインが一新される2024年度に向け、街の盛り上がりは加速していきそうだ。