逆走車爆発20人死亡 テロと断定 カイロ
エジプトの首都カイロの中心部で4日、一方通行を逆走した車が他の車と衝突して爆発し、少なくとも20人が死亡した。エジプト政府はテロと断定した。
爆発の瞬間をとらえた防犯カメラには、車の流れに逆らう1台の車が記録されていた。画面から消えてしばらくすると、画面いっぱいに白煙が立ちこめ、炎があがった。
エジプト内務省によると、カイロ中心部で4日深夜、一方通行を逆走した車が車3台と相次いで衝突して爆発し、少なくとも20人が死亡、47人がケガをした。
目撃者「寝ていたら爆発音が聞こえ、至る所でガラスが粉々になっていた」
シシ大統領はテロと断定した。
内務省によると、逆走した車には爆発物が積まれていたということで、政府と対立するイスラム勢力「ムスリム同胞団」の関連組織が関与しているとの見方を示している。