アメリカの中間選挙は、開票作業が続いています。焦点の議会上院の多数派争いは西部アリゾナ州など残り3州の結果次第ですが、一部で集計が遅れ、数日かかるとの見通しも出ています。

上院は、残る3州のうち、来月の決選投票が決まった南部ジョージア州を除く2州、西部アリゾナ州とネバダ州の開票が当面の焦点となっています。

民主党候補がリードするアリゾナ州では、選管が「開票は少なくとも金曜日までかかる」としています。

またネバダ州では共和党候補がわずかにリードしているものの、集計が遅れている地域は民主党の支持者が多く、複数のアメリカメディアは、今後、民主党候補が票を伸ばす可能性があると指摘しています。

一方、AP通信は、トランプ前大統領が来週15日に行うとしている「重大発表」について、側近が「延期」を進言していると伝えています。大統領選の出馬表明を行った場合、来月のジョージア州での決選投票に影響が及ぶためとしています。