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「気持ちで勝てた」卓球・男子団体が銅獲得

2021年8月6日 15:43

◆東京五輪・大会15日目、8月6日、卓球男子団体3位決定戦、東京・東京体育館

6日、東京五輪卓球男子団体の3位決定戦で、世界ランキング3位の日本が同4位の韓国と対戦。日本からは水谷隼選手、丹羽孝希選手、張本智和選手が出場しました。

3人でダブルス1試合とシングルス4試合を戦い、3試合先取で決着する団体戦。水谷選手・丹羽選手がペアで臨んだ第1試合のダブルスは、第3ゲームでデュースが連続するなど大接戦となりましたが、勝負所を決め切った日本ペアがゲームカウント3-1でこの試合を取りました。

続く第2試合のシングルスは張本選手が苦しみながらもゲームカウント3-1で奪取。日本は連勝で勝利まであと1勝と王手をかけました。

第3試合を落として迎えた第4試合は拮抗した試合展開となります。その中で水谷選手の小技がさえ渡り、ゲームカウント3-0で勝利。直後には力強いガッツポーズも見せました。

これで3勝とした日本が韓国を下して銅メダルを獲得。リオ五輪に次ぐ、2大会連続のメダル獲得となりました。

以下、試合後の選手のコメント

――勝負強さが際立っていた

水谷選手「今でも信じられない。そこまでプレーはよくなかったが、気持ちで勝てたのではないかと思う」

――卓球界では難しいとされる左利き同士のペアで勝利した

丹羽選手「僕がどんなにミスをしても、水谷さんが攻めていけと言ってくれた。それでどんどん調子が出ていった」

――ペアの成熟度は大会を追うごとに増していったか

水谷選手「今まで練習してきた中でも今日の試合が一番よかったと思う。左左のダブルスの可能性を示すことができた」

――(張本選手へ)試合後にすぐに水谷選手に抱きつきに行った

張本選手「水谷さんがいての日本男子チームなので、最後(第4試合)決めてくれると信じていましたし、リオからの5年間感謝しかない」

――張本選手にとっては初めてのメダルになる

張本選手「世界卓球もオリンピックも通して初めてのメダルになるので、やっと世界のスタートラインに立てた気がする」

――東京五輪の男子チームはどんなチームでしたか?

水谷選手「最高の後輩たちに恵まれて、素晴らしい結果を残すことができたので、今後のパリ五輪では金メダルを目指して、後輩たちには頑張ってほしい」


写真:千葉格/アフロ*写真左から張本選手、倉嶋監督、丹羽選手、水谷選手