【速報】兵庫県・斎藤知事“おねだり”コーヒーメーカー受け取り疑惑 警察が県の幹部職員に任意聴取 幹部「誤解を招き申し訳ない」
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兵庫県の斎藤知事のパワハラや贈答品などの疑惑をめぐり、県の幹部が警察の任意聴取を受けていたことがわかりました。17日の県の産業労働委員会で明らかになりました。
兵庫県の原田剛治産業労働部長は、17日の委員会で、「事実確認のために警察関係者とお会いしたのは事実」と話し、警察の任意の事情聴取を受けたことを認めた上で、「誤解を招いてしまったのは申し訳ない」と謝罪しました。
一方で、疑惑の詳細については、「過去の言葉の比較などで誤解が生じるので、百条委員会の場で答える」として説明は避けました。
■「秘書課に送れ」おねだり疑惑 コーヒーメーカー受け取り 告発後に返却
今年3月、元西播磨県民局長の男性職員が「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」「知事のパワハラは職員の限界」などと7項目にわたる告発文を一部の報道機関などに配布しました。
7項目の告発の中のうち、去年8月、知事が県内の会社を視察した際、「みんなが見ている場所で受け取れるはずないだろ。ちゃんと秘書課に送るよう言っておけ」と、産業労働部長を通じてコーヒーメーカーを秘書課に送るよう原田産業労働部長に指示したと告発されています。
この疑惑について、原田部長はこれまで、コーヒーメーカーを自身に送るよう会社に依頼して受け取っていたことは認め、コーヒーメーカーを会社側に返却しましたが、斎藤知事の指示は否定していました。
■告発職員が死亡 自民・職員労組ら“辞職要求”も知事「県民の負託」辞職否定
斎藤知事は当初「ウソ八百」「公務員失格」など厳しい言葉を並べて疑惑を否定しましたが、議会が強い調査権を持つ「百条委員会」の設置を決め、7月19日に告発した職員の証人喚問が予定されていましたが、告発した男性職員が死亡しました。関係者によりますと、遺書が見つかっていて、自殺とみられています。
知事の進退をめぐっては、12日に辞意を表明した事務方トップの片山副知事が過去5回にわたって辞職を進言したほか、県職員の約4000人が加入する県職員労働組合や、議会最大会派・自民党の兵庫県連会長が「責任のある対応を」「正しい判断を求める」などと事実上の“辞職要求”を行っています。
これに対し、斎藤知事は「県民の負託を受けている」ことなどを理由に辞職を否定していました。