東京・渋谷のSpotify O-EASTで開催された『HEATH お別れ会 ｰ 献花式 HEATH Farewell & Flower Offering Ceremony』。HEATH さんの「すべてをリーダーであるYOSHIKIに一任したい」という生前の思いを受けとめたYOSHIKI さんが「費用を自分が負担させていただきたい」と遺族へ申し出をし、参加費無料で執り行われました。
白を基調とした装飾であしらわれた祭壇には、HEATHさんのベースが飾られ、献花はX JAPANをイメージしたという赤いバラが並びました。
YOSHIKIさんはステージに上がると、「今日はみなさんお集まりいただいて、ありがとうございます。今日はHEATHのお別れ会。今日は昼からファンの皆さんにも集まっていただいて、バンド関係のみんなも集まってくれてありがとうございます」と挨拶。
続けて「今日に至るまで、ずっとHEATHはX JAPANのメンバーであり、いつも支えてくれて。皆さんもご存知の通り、X JAPANというグループは波乱万丈だらけのグループで。他のメンバー同様、そんなむちゃくちゃなグループをいつも誇りを持って、“自分はX JAPANのベーシストです。いつでもどんな時でも準備ができてます”と解散・再結成を経て、一緒に世界中をまわりました」とHEATHさんとの思い出を振り返りました。
訃報を聞いたときについてYOSHIKIさんは、「今年の8月に、一緒に僕のショーでセッションしたんだけど、前日まで具合が悪いんでみたいなこと聞いてたんだけど、当日は“元気です”って来てくれて。まさかそれが最後の日になると、最後に会う日になるとは思ってもいなくて。きっとHEATHも最後の日になるとは思ってなかったと思う。そして10月末、自分は偶然にもニューヨークにいました。コンサートを終えて、夜が明けた次の日、HEATHが旅立ったことを聞きました」と明かしました。
さらに「みんなもHEATHとの思い出、いろんなそれぞれの思い出があると思う。みんなが僕らが前に進むことが最大の恩返しなのかなと。最後に、遺族の方から預かった言葉。いつかメモリアルコンサートやっていただきたい。それはYOSHIKIさんに全てお願いしたい。今日は、僕らがHEATHのために前に進まなきゃいけないって、今後の僕らが行うイベントへの決意表明でもあるのかなと思ってます。そして、HEATHが言っていた言葉。みんなで明るく送ってほしい。HEATHはこの遺影の写真を選んでいたそうです。最後までロックミュージシャンとして生き通した、なんてカッコイイやつだったんだろうって思います」と胸の内を語りました。
最後に「どんな曲をどのようにHEATHにささげていいかわからないし、HIDEが亡くなった時に、FOREVER LOVEを演奏したんだけど、今夜はこの曲をHEATHにささげたいと思います」と語り涙をぬぐうと、YOSHIKIさんはX JAPANの『ENDLESS RAIN』をピアノで弾き、HEATHさんへささげました。
