×

中村雀右衛門 父から受け継ぐ女方の大名跡

2022年1月13日 19:33
中村雀右衛門 父から受け継ぐ女方の大名跡

東京・歌舞伎座で公演中の『壽 初春大歌舞伎」(27日千穐楽)に出演する、歌舞伎俳優の中村雀右衛門さん(66)が取材に応じ、舞台に臨む意気込みと今年の目標を語ってくれました。

雀右衛門さんが出演するのは、三代・市川猿之助四十八撰(澤瀉屋)の一つ「義経千本桜」で静御前を勤めています。2016年、父から女方の大名跡・中村雀右衛門を受け継ぎ五代目を襲名、舞台にたっています。

今回の役について「お相手の方がやるやり方があると思います。それに合わせる形で女方を勤めるのが大切。立役があっての女方。お客様に(芝居を)感じ取っていただけるようにやっていくことかなと思っております」と話しました。

コロナ禍で体重が増えたそうですが、犬の散歩と稽古に励み、10キロの減量に成功したそうです。雀右衛門さんは「父の芸というものを受け継ぎながらお客様に喜んでいただける舞台を勤めると同時に、去年から比べると痩せてきましたので、見た目も“きれいだわ”と言われつづけるよう舞台を勤めていきたい」と今年の目標を語りました。

※「瀉」のつくりは正しくは“わかんむり”