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2021年11月3日 15:29

市川猿之助 “超高速忠臣蔵”を演出

市川猿之助 “超高速忠臣蔵”を演出
(c)NNN

歌舞伎俳優の松本幸四郎さん(48)と市川猿之助さん(45)が、歌舞伎座で上演中の『吉例顔見世大歌舞伎』(〜11月26日)で、第三部の演目『花競忠臣顔見勢(はなくらべぎしのかおみせ)』の見どころについて語りました。

今回の演目は、歌舞伎の三大名作狂言の一つである『仮名手本忠臣蔵』をはじめとする“忠臣蔵もの”を題材としていて、4日間の出来事を短く詰め込んだ2時間の公演です。登場人物が多い忠臣蔵ですが、今回はコロナ禍だからこそ少ない出演者で上演する新たな形の“超高速忠臣蔵”となっています。

演出を勤めた猿之助さんは「『仮名手本忠臣蔵』というのはほぼ完成形(の作品)なので、下手にいじると全部が崩れてしまうので、“忠臣蔵外伝”という忠臣蔵の外堀の人たち(の部分)をスピンオフとして描くのはどうかと。幕の内弁当みたいな、いいとこどりの作品になっています。本来であれば我々2人で四十七士全部を演じてしまいたいぐらいですが、今回は涙をのんで僕は脇に…」と笑いながら明かしました。

また、尾上右近さん(29)や中村隼人さん(27)などの若手の歌舞伎俳優が出演することから幸四郎さんは「今は(コロナ禍で)部ごとに一座が分かれていて、同輩であったり後輩であったり一緒に舞台に立つということがなかなかない中、今回はこの年代、若手の人たちが大きい役をやるということ、会って一緒に公演をするということをこれからの歌舞伎に希望を持てる舞台にしたいという思いもあり、若手の方々みんなに活躍してもらいます」と後輩たちへ期待を込めました。