宇宙飛行士・野口聡一氏「いないと思う方がおかしい」 宇宙人についての2つの見解を語る
これまで3度の宇宙飛行を経験し、日本で最も長く、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した野口さん。するとクイズ挑戦を前に、助っ人として出演する小学生たちからの質問タイムが設けられ、宇宙での体験談を交えながら答えました。
■“宇宙で怖い思いをした体験”とは…
まず、「宇宙で怖い思いをしたことはありますか?」という質問に野口さんは「宇宙遊泳ってあるでしょ」と宇宙服を着た2人組で行う、外に出ての作業について話を切り出しました。そして「自分の周りに空気がない所に出ていって、6時間ぐらい作業するんだけども、その時に何か異常があったら、なんとかして2人で力を合わせて帰らないといけないので、それは毎回、怖いと思いながら作業している」と実際の経験を交えながら説明。続けて、いろいろなリスクを想定しておくことや、地上で準備をする“管制官”と連携しながらチームワークで乗り切ることの大切さについて明かしました。
■「宇宙人はいますか?」の質問に独自の2つの見解を披露
また「宇宙人はいますか?」という質問に対し、野口さんは「大事な質問ですよね」とうなずくと、自身の2つの見解について説明しました。「ひとつは広い広い宇宙にはいっぱい銀河系があるので、宇宙の中に僕たちみたいな高度な知能を持った生物がいないと思う方がおかしいと思う。必ず僕たちよりも賢い生命体もいると思う」と回答しました。
そして2つ目の見解として「一方でそういう宇宙生命体がわざわざ僕たちの見える所に現れる可能性は少ないんじゃないかな。必ず宇宙人はいるけど、たぶん僕たちは会わない」と説明しました。
そして宇宙飛行士の貴重な話に目を輝かせる小学生たちの前で、東京大学を卒業した野口さんがクイズに挑戦。しかし3問目で敗退してしまいました。この結果に野口さんは「申しわけない、3問目…」とうなだれるも「出直してきます」と再挑戦を誓い、スタジオを後にしました。