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野口聡一 “ベスト・ファーザー” 受賞も「地球にいないことが多かった」宇宙での家族とのやりとり明かす

2022年6月8日 22:15
野口聡一 “ベスト・ファーザー” 受賞も「地球にいないことが多かった」宇宙での家族とのやりとり明かす
ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』授賞式
すてきなお父さんに贈られる、ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』の授賞式が7日に行われ、宇宙飛行士の野口聡一さん、俳優の滝藤賢一さん(45)、サッカー日本代表の長友佑都選手(35)らが受賞しました。

2021年5月に自身3度目となる宇宙滞在から地球へと帰還した野口さん。約5か月半にわたり、国際宇宙ステーションに滞在し、ミッションを成し遂げました。

受賞したことについて、「私自身は、ベストファーザーとは言えないような感じでございますけど、ハッピーファーザーということで、妻と子供たちとこの賞を喜びたいなと思っております」とコメントしました。“どの辺がベストファーザーではないと感じるのか”と聞かれた野口さんは「仕事柄、家にいないし、地球にもいないことが多かったので」と笑いを誘いました。

約15年にわたって3度、宇宙に滞在した野口さん。宇宙での家族との連絡の取り方について「最初のうちは電子メールでのやりとりだったものが、音声通話がしやすくなって、気楽に電話ができるんですけど」と話し、「そのうち家族も相手するのが面倒になってきているので、だんだん話す時間も短くなった気もしますが。あと、時差の問題もございますので」と、明かしました。

また、宇宙滞在中、宇宙服に家族の写真を貼り付けて活動をしていたそうで、「宇宙ステーションの1番端まで行ったんですけども、戻ってくるときに、この写真を見ながら、これから家族がいる家に向けて帰るんだって思ったことを覚えています」と家族愛が感じられるエピソードを語りました。