桃井かおり 72歳、ロサンゼルスから一時帰国 今後は「この体でやれることは先にやっておきたい」
桃井さんが受賞した『種田山頭火賞』は、自分の理想を求めて行きつ戻りつしながら信念を貫いた俳人・種田山頭火さんのように、“信念を貫いた生き方で多くの人びとに感動を与えた文化人・表現者”を顕彰するもの。
10年以上前にアメリカ・ロサンゼルスへ拠点を移し、俳優業や監督業をこなしている桃井さん。授賞式後の取材会で、記者から“ロサンゼルスでの現在の生活”について聞かれると「年食うっていうのは突然ドンッと年食うので、覚悟ができました。そして、時間ができたら“いつかこうしたいな、ああしたいな”って思っていたことを全部やってます。コロナで何もできなかったときに始めて。あとは、ためたお金全部使い切って死ななきゃっていう、なんかそういう決心もできました」と語りました。
続けて記者から、“最近大きなお金を使ったことは?”と聞かれると「今回の飛行機代です」と答え、会場を沸かせました。
また、今後の日本での活動予定について「女優活動というか、やってもいいし、やらなくてもいいしって段階にきてるって感じですかね。19歳から俳優やっていて、コロナでちょっとシラフになっちゃったんですよね」と答えた桃井さん。さらに、「それで私は行ってみたことがない国に行ってみたいとか、そういう気持ちがまだあるんですよ。20年したら旅行できなくなっちゃうかもしれないんですよね。今この体でやれることは、ちょっと先にやっておきたい。それが今は先」とコメント。まずは、やりたいことをやり、行きたいところへ行くことを優先していくということです。