開催中の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア」の目玉の１つ「日韓観光振興プロジェクト」の上映イベントが２３日、都内で行われた。

　韓国最大規模の国際短編映画祭「アシアナ国際短編映画祭」と提携し、映像を通じ日韓交流振興を目的に行われたもの。今年は日本人監督によるソウルロケ作品「スーパースター」と、韓国人監督による鎌倉・藤沢ロケ作品「スマイルバス」の２作品が上映された。

　「スーパースター」で韓流スターの追っかけ役を演じた女優の櫻井淳子（３８）は、撮影で韓国を初めて訪れて寒さに驚いたと告白。「マイナス１０何度という寒さを体感して、耳がちぎれそうで…びっくりしました。街はハングル文字ばかりで、アメリカに行くよりも異国を感じた」と感想を語った。共演俳優のキム・ウンス（５０）は日本映画学校（現・日本映画大学）に通っていた経験から、流ちょうな日本語であいさつし、「櫻井さんにはぜひ、韓国の田舎を体験してほしい。案内しますよ」と笑顔で再度の訪韓を呼びかけた。

　「スマイルバス」で鎌倉の観光バスの運転手役を演じた俳優の田中要次（４７）は、韓国で行ってみたい場所があるという。「テレビで見たんですけど、医療のすごく発達している町があるらしくて。そこに行って植毛をしてみたい」と明かし、来場者を笑わせた。