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ピンク・レディー、全国ツアー22曲締め!

2011年9月19日 21:09
ピンク・レディー、全国ツアー22曲締め!

 昨年9月に再結成した人気女性デュオ、ピンク・レディーが19日、東京国際フォーラムで「Concert Tour 2011“INNOVATION”」のファイナル公演を行い、全22曲を歌い上げた。

 5月21日にスタートした6年ぶりの全国ツアーも、24公演目の本公演でついにラスト。オープニングから総立ち状態のファン5000人を前に、2人は冒頭で「マンデー・モナリザ・クラブ」「カルメン’77」を歌い、ケイ(54)は「5000人のお客さまがこんなに盛り上がってくれて、ホントに幸せです」と喜びをかみしめた。

 「昔は決められたせりふを言うだけだった」(ミイ=53)というMC(曲間トーク)もフリースタイルで進められ、ミイが「みなさんで歌って踊ってピンク・レディーを楽しみましょうね〜」と呼びかけると、すかさずケイが「中には座ってゆっくり見たいと思っている方もいると思いますが、あきらめてください」と念押し。客席のあちこちに陣取ったド派手な“なりきりピンク・レディー”の姿を見つめ、ケイは「“そっちがステージか”みたいな」「自分たちの(ファンという)立場を考えてくれる?」と容赦なくツッコミを入れ、笑わせた。

 ステージは中盤以降も、往年のヒット曲のオンパレードで、「ペッパー警部」「ウォンテッド」「渚のシンドバッド」「UFO」「サウスポー」など次から次へと全22曲を熱唱。

 アンコール2曲目を歌い終えた後は、両ひざに手をついて息を切らせるなど、体力的な衰えは隠せなかったが、ケイが「みなさんに『昔とフリも踊りも変わらないですね』って言われるんですけど、自分たちは昔より数倍、フリもダイナミックになっていると思っています」と胸を張り、ミイは「解散した後の30年分、経験させていただいたことや、人として成長した部分も全部、曲の中に盛り込んでお送りしたいと思っているので、曲たちも“ふくよか”になっていると思う」と成熟した魅力をアピールした。