米俳優のトム・クルーズ（４９）が製作・主演を務める映画「ミッション：インポッシブル／ゴースト・プロトコル」（１６日公開）の記者会見が１日、都内で行われた。

　スーパーエージェントのイーサン・ハント（トム）がミッションを遂行するスパイアクションシリーズ第４弾。１１カ国を巡るワールドツアーの最初の地・日本での会見には、約１年ぶり１６回目の来日となるトム、共演の米女優、ポーラ・パットン（３５）、ブラッド・バード監督（５４）が出席した。

　アラブ首長国連邦・ドバイにある世界一の超高層ビル、ブルジュ・ハリファで撮影したトムは、高さへの恐怖は「全然、ありませんでした」と話し、シーツをパラシュートにしてガレージから飛び降りた４歳のころのエピソードを披露。雨のおかげで地面がぬかるみ、大事には至らなかったそうだが、「足がついてその後、尻もちをついた。顔が泥だらけになり、火花が散る、星が散るのを見ました」と振り返り、「そういう子だったから、高さが怖くないのがお分かりでしょう？でも、私は高さというのを決して甘んじてはいませんよ」と緊張感を持って撮影に臨んだことを付け加えた。
　
　「君は上出来だった。トレーニングの成果が画面に出ている」と大スターのトムに絶賛されたポーラは、「これまでの人生の中で最上級のお褒めの言葉をもらった。非常にうれしく思います」と喜びをあふれさせ、「この撮影が始まるころ、５カ月の息子がいて、映画と母親業をどうやったら両立できるだろう？と眠れない日々を乗り越え、“ミッション”を完成することができました」と裏話を明かした。