毎年恒例のチャリティーコンサート「Ｄｒｅａｍ　Ｐｏｗｅｒ　ジョン・レノン　スーパー・ライブ」が８日、東京・日本武道館で行われた。

　ジョン・レノンの命日に毎年行われているイベントで、今年で１１回目。世界中の恵まれない国に学校を贈ることを目的としており、今年は９カ国に１０校が設立された。

　ジョンの妻、オノ・ヨーコ（７８）の呼びかけに賛同した豪華なアーティストが集結。オープニングではミュージシャンの奥田民生（４６）、吉井和哉（４５）、斉藤和義（４５）と、バーチャル映像のジョン・レノンが楽曲「ギミ・サム・トゥルース」で奇跡の４ショットを果たし、大歓声を浴びた。

　今年初登場となるサザンオールスターズの桑田佳祐（５５）が登場すると、１万２０００人が総立ちに。「ずっとこのイベントに出してくれって言っていたんですけど、全然オファーがなくて。やっと願いがかなった。ヨーコさんありがとう」と笑顔で出演を喜び、楽曲「スロー・ダウン」など自身が選曲した７曲を披露。「来年もこのイベントが続きますように！来年も出してもらえるよう、頼んでみます」と来年以降の参加も期待させた。

　オノは前日に福島を訪ねたことを告白。楽曲「ライジング」を日本語詞で披露。東日本大震災でダメージを受けた日本へ「日本、立ちあがってくれ！一緒に立ちあがろう」と力強くメッセージを込めた。