ジョニデ、長時間ファンサービスはお返し
米俳優のジョニー・デップ(48)、ティム・バートン監督(53)が13日、都内で行われた映画「ダーク・シャドウ」(19日公開)の来日記者会見に出席した。
66年から71年にかけて全米で放送されていた“バンパイアでいることが嫌なバンパイア”が主人公のテレビシリーズ「Dark Shadows」を、同シリーズの大ファンだったというバートン監督が映画化。
笑いあり涙ありのバンパイアムービーの主演を務めるデップは、本作で8回目となったバートン監督との映画作りを振り返り「一緒に映画を作るのはもう8回目になるけど、1度も作品について意見が対立したことはありません。監督は真の意味での映像作家です。一緒に仕事をするたびにどんどん自分の世界観が変わったり、新しいキャラクターを見ることができたりしました」とにっこりたたえた。
バートン監督も「8回目ということですが、まるで8人の別の役者と仕事をしているような気分です。これまでもめたりすることもなく過ごしてまいりました」とデップの“俳優力”を高く評価した。
親日家として知られるデップは、12日に行われた同作のジャパンプレミアでも1時間以上にわたるファンサービスで日本の観客を喜ばせた。
記者からファンサービスにこだわる理由を尋ねられると「こうして映画作りを続けられるのはファンのみなさんのおかげ。観ていただけなければ、作ることはできませんから。私がファンのみなさんにできるせめてものお返しとして、サインやサービスをしているだけです」と真摯(しんし)に語った。
今回のバンパイア役について家族の反応はどのようなものだったかと質問されると、「子どもたちは10歳と13歳になったんですが、彼らにとってはこれまでの役のようにオレンジ色のかつらをかぶっていたり、スカートをはいていたりするよりは、このバンパイア役はかっこいいみたい」と得意顔。「とてもこのキャラクターを気に入って、受け入れてくれました」と報告し、笑みを浮かべた。