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稲川淳二、術後も順調「すごい楽だった」

2012年6月24日 19:00
稲川淳二、術後も順調「すごい楽だった」

 タレントの稲川淳二(64)が24日、都内で「MYSTERY NIGHT TOUR 2012 稲川淳二の怪談ナイト」の20周年記念スペシャル・イベントを開催した。

 夏の風物詩となった稲川の怪談トークライブが、いよいよ来月からスタートする。20周年を迎える今年は7月21日の徳島公演から始まり、10月19日の神奈川・川崎公演まで過去最多となる41カ所をまわる。

 稲川は昨年12月に前立腺がんと告知され、今年2月に都内の病院で摘出手術を受けた。取材陣に手術を受けた感想や入院生活について尋ねられると「実際にがんで苦しんでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょうし、簡単には言えないんですが、私はすごい楽だったんですよ、手術が」とポツリ。
 「麻酔が効いて寝ちゃって、『稲川さん』って起こされたら『もう、終わりましたよ』って言われて…。その後、自分で起き上がりましたもん。3日くらいは点滴を受けていましたけど、普通にしゃべっていましたし。本当に手術を受けたのかなって思うくらいですよ」と話し、術後の経過も良好な様子だった。

 入院中も病院で怪談話を披露していたと明かし、「ひまだからナースセンターへ行ってね。ナースさんたちが『うわぁ』って言ってくれるのがいいの。そしたら、婦長さんも(怪談を)話してくれてね、これが怖いの。話の終わりに『その部屋っていうのが、稲川さんの隣の個室なんですよ』とか言うから、私も『うわぁ』ってなったりしてね。楽しかった」と笑い話をまじえて明るく入院生活を振り返った。

 怪談トークライブも今年が20周年となる節目の年で、「まさか、こんなに続くと思っていなかった。こんなに怪談ファンがいるなんて、最初は思っていなかったしね」としみじみ。

 稲川が初めてトークライブを行った日にちなんで8月13日が「怪談の日」に制定されたことも発表された。稲川にとって自分の話を待ち望んでくれる観客の存在が何よりの支えで、「頑張れるのはいつでも私を待ってくれているファンのみなさんがいるから。節電の夏ですから、私と一緒にゾッとしながら涼しい夏を過ごしましょう。お待ちしています」と一礼した。