20周年門倉有希「ノラ」超えヒット曲狙う
1994年に「鴎…カモメ」でデビューして今年で20年目を迎える演歌歌手の門倉有希(39)が27日、都内で「門倉有希ライブ 20th Anniversary〜花は咲く〜」と銘打ったデビュー20周年記念コンサートを開いた。
東京、名古屋(5月24日)、大阪(6月13日)の全国3カ所でのワンマンコンサートツアーのファイナルとなる東京公演。
デビュー当時からの熱烈なファンが大勢詰めかける中、「名古屋、大阪とやり、きょうで終わりですが、どの会場も皆さんが温かく迎えてくださいました。きょうは、この20年、私を応援してくださった方々に感謝を込めて歌わせていただきます。最後まで皆さんと楽しくやっていけたらいいなと思います」とあいさつし、5年ぶりに披露するデビュー曲「鴎…カモメ」、代表曲「ノラ」などを次々に披露。
アンコール前には、昨年発売のベストアルバムからのシングルカット曲で、福島県出身の彼女が東日本大震災からの復興を祈ってレコーディングしたメッセージソング「私は今、生きている」を、切々と心をこめて歌いあげ、最後まで客席を魅了した。
これまでを振り返り、「あっという間でしたね。気がついたら20年がたっていたという感じで、20年たった実感が全然ありません。それだけ充実していた20年間だったということもいえますし、好きな歌をきょうまで歌ってくることができて本当に幸せです」と感激。
新曲に込めたメッセージについて「福島出身の私がこの歌を歌うことで東日本大震災のことをいつまでも忘れないでほしいということと、皆さんを勇気づけられたらという思いです」とアピールした。
20年目を迎えた今、楽曲「ノラ」を超える大ヒット曲を出したいとう。
(デビュー曲「鴎…カモメ」の「鴎」という字は、旧字の漢字で、匚の中の「メ」は「品」という字になる)