ＷＷＦ（世界自然保護基金）が毎年開催する環境保全のためのイベント「アースアワー」の親善大使に、スパイダーマンが就任することが決定した。

　スパイダーマンが映画「アメイジング・スパイダーマン２」（４月２５日公開）で世界中の電気を大量に使いすべてを破壊する敵・エレクトロと対決するため、幅広い層への認知とイベント参加を目的に、スーパーヒーロー初の就任が実現した。

　本作でスパイダーマン（ピーター・パーカー）を演じる米俳優のアンドリュー・ガーフィールドは、「スパイダーマンがスーパーヒーローとして初めて、アースアワーの親善大使を務めることを誇りに思います。自分の持つ力に気づけば誰でもスーパーヒーローになれることをスパイダーマンは示していますから。アースアワーは、これまでにも世界中に大きな影響を及ぼしてきた活動ですから、そこにスパイダーマンが加わる今年、どれほどのことができるのか想像してください」とコメント。

　メガホンを取ったマーク・ウェブ監督も「アースアワーは、大勢のスーパーヒーロー、すなわち人々の力を利用して地球のためとなる変化を促すムーブメントです。その人たちが一丸となり、さらに多くの活動をすることによって開ける可能性を想像してみてください」と呼びかけた。

　イベントは、世界約１５０の国と地域の人々が、同日同時間に電気を消すアクションを通じ、「温暖化を止めたい」「地球の環境を守りたい」という思いを分かち合う国際的な催し。今年は３月２９日に開催され、日付変更線に近い地域から、順次午後８時３０分に消灯する。

　http://www.wwf.or.jp/staffblog/2014/02/post-746.html