女優のミムラ（３０）、俳優の戸次重幸（４１）、女優の真飛聖（３８）、俳優の勝村政信（５１）らが２５日、東京・日比谷シアタークリエで舞台「スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜」の初日会見を行った。
　
　あるリゾート地の一夜を舞台に、２組の夫婦が本音と建前を交えて修羅場を繰り広げるコメディー作品。堤幸彦監督が演出を手掛ける。

　舞台初挑戦のミムラは、草食系の妻・藤沢ハルカ役を演じている。今作を通じて夫婦という関係性についてどう感じたかと質問されると、「みんなどこかでうちの家庭って普通なんだろうか、一般的な幸せの上に乗っかっているんだろうかと気にするところはあると思う。そこに関して、『それぞれでいいんだよ』というメッセージが（この作品には）込められている。２人の中で正解が見つかればいいんだと演じて感じました」とにっこり。
　「これを見て、何かを持ち帰って、人生にぽっと花を咲かせてほしいな」とＰＲした。

　ハルカの夫・藤沢英明を演じる戸次は「見栄を張る、虚勢を張る、中身がすっからかん！」と演じる役の性格を伝え、「非常に私と共通点が多い役なので、まったく役作りすることなく演じています！」と苦笑い。

　実生活では独身の戸次。「夫婦とは？」という質問に「親から子への愛が無償だとすれば、夫婦のお互いへの愛はそうはいかない。ですけど、どれだけ無償の愛だと自分で言えるかどうかじゃないかな」と話すと、ミムラは「深い！」と感心。戸次は「浅いです…」と恐縮した。
　一方、勝村は「愛はお金ですね！」と現実的な回答で笑いを誘った。

　２７日まで同所で。