ミュージカル「エリザベート」の会見が９日、東京・帝国劇場で行われ、キャストの花總まり（４２）、蘭乃はな、城田優（２９）、井上芳雄（３５）、山崎育三郎（２９）、尾上松也（３０）が出席した。

　日本では１９９６年に宝塚歌劇団の雪組で初演され、２０００年には東宝版として同所で上演された作品。今年からキャスト、演出、衣装などを一新し、新たな物語として上演される。

　エリザベート役は花總と蘭乃のＷキャストで、ともに宝塚時代に同役を演じている。
　花總は「宝塚版と東宝版では思った以上に違って、カットされているところが東宝版にはあったり、歌詞が違ったり、（歌の）キーが違ったりしています。新たにこの作品でエリザベート役に挑戦する気持ちでやっております」とにっこり。

　退団後初の舞台で、男性キャストと初めて共演する蘭乃は「エネルギーがすごく大きいので、その中でも立っていられるように頑張っています」と話した。

　高校時代からの友人・松也との共演を城田は「特殊な学校だったので、（松也は先輩だけど）同じクラスで過ごしていた。まさか、ミュージカルで共演するとは思ってなかった！松也がいてくれるのは非常に心強い」と笑顔で話すと、松也も「一緒にやりたいって話をして、優がやるならという気持ちでやらせてもらいました。けいこ場もすごく楽しいです」と笑顔で語った。

　けいこ場はとてもにぎやかなようで、城田が「僕のせいでだいぶワチャワチャしています。一番怒られた回数が多くて…。『うるさい』って」と告白。少し年上の井上が「若いっていいなって思いました。エネルギーがあって。でも、久しぶりにけいこ場で怒られる大人を見ました」と暴露し、報道陣を笑わせた。

　プレビュー公演は１１日、１２日、初日１３日から。