福田花音、涙の卒業「11年間楽しかった」
アイドルグループ「アンジュルム」が東京・日本武道館で『ファーストコンサートツアー2015秋「百花繚乱」』の最終公演を開催。1期メンバーの福田花音(20)が本公演をもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。
グループ名が「スマイレージ」の時代から中心メンバーとして活躍してきた福田の卒業公演とあって、11日発売の新曲「出すぎた杭は打たれない」で華々しく幕を開けると、会場は一気にヒートアップ。
和田彩花(21)が「福田花音の卒業でもありますが、9人の最後でもありますので、9人の集大成をお見せしたいと思います!」と宣言すれば、福田も「ついにこの日がやってきてしまいました!このメンバーとやる最後のライブなので、ハロー!プロジェクトとアンジュルムに福田花音という歴史を残せるように頑張ります」と力を込めた。
ライブ中盤には℃−uteのリーダーでハロプロのリーダーでもある矢島舞美(23)がサプライズで登場。
矢島が「メンバーの卒業や、改名などたくさんのことを乗り越えてきたと思います。今後、作詞家活動の中で、花音の強みになるんじゃないかな?」とメッセージを送ると、福田は「℃−uteさんはつらい時も話を聞いてくれて、やさしい先輩だと思ったし、やさしい先輩がいなかったらここまで続けて来られなかったと思う」と号泣しながら感謝の思いを伝えた。
本編終了後、ファンが花音コールでアンコールを待つ中、福田は自身のイメージカラーでもあるピンク色のドレスでステージ中央に1人で登場。ソロ曲「私の心」をしっとりと歌唱した。
ピンク色のサイリウムで染まる客席をゆっくりと見回し、「卒業を発表してから『悔いはない』と強がりを言ってきたけど、めちゃめちゃ寂しいです。(研修生時代から数えて)11年間が楽しくて仕方がなかったと胸を張って言えます」としみじみ。今後について「『作詞家を目指す』と宣言した以上、しっかり前を見据えて、いつか、『アンジュルム』のヒット曲を書かせてもらえたら最高だなと思います」と希望し、「これからはアンジュルムを“箱推し”(グループ全体を推すこと)していこうと思います!」と笑顔を見せると、会場は大きな拍手で包まれた。