由紀さおり、熊本被災者心配「乗り切って」

歌手の由紀さおり(67)、安田祥子(74)姉妹が21日、東京・有楽町朝日ホールで「由紀さゆり・安田祥子 ファミリーコンサート 30周年記念〜両手いっぱいの歌〜」の初日公演前に取材に応じた。
姉妹による童謡コンサートも活動30周年の節目を迎え、妹の由紀は「万感、胸に迫る感じ」とじみじみ。姉の安田も、国内外で姉妹の歌声を届けてきた日々を振り返り、「大きな宝ものですね」と語った。
若さの秘けつを由紀が「今に満足しないこと」と明かすと、安田も「いつも新鮮な思いで歌うことですね」と思いは同じ。
姉妹コンサートは来年の3月まで決まっていて、その後について2人の体調を見極めながらスケジュールを組んでいく。由紀は「2人で歌えるうちはどういう形であれ、歌っていきたいですね」と先を見据えた。
熊本地震の被災者に思いをはせると心配は尽きないが、今、避難所などに歌いにいくことは逆に「おじゃまになると思う」と由紀。だが、時期を見て歌声を届ける構えで、「皆さん、乗り切ってくださいませ」と呼びかけた。22日も同所で。