新田恵利「シニアに優しい食器」を考案
おニャン子クラブの元メンバーでタレントの新田恵利(48)が25日、都内で行われた「Eri Nitta by KINDWARE」の発表会に出席した。
寝たきりの母・ひで子さん(87)の介護をしている新田が、健康&介護用品メーカー「カインドウェア」とコラボレーションし、スタイリッシュな漆器を制作。「シニアに優しい食器」にこわだり、「(介護される人は)手が利かないので、転がりにくい形や大きさ、熱いもの触っても熱くない、落としても割れない工夫を重ねて作りました」と胸を張った。
介護を始めたときは「分からないことだらけで大変でした。でも、母と向き合うなかで新しい発見があったんです。母がご飯茶碗に米粒を残すので、『何で残すの?』って聞いたら、『白いお茶碗に白い米粒は見えない』って言って。お茶碗の内側に色のついたものを探したけど、なくて。あっても重くて大きいものになってしまう」と悩んでいたところ、同社と出会い、コラボ商品を作ることになった。
今後も「母を通して介護に必要なもの、使いやすいものをたくさん思いついているので、ひとつひとつ実現できたら」と意欲をみせた。
自身は今年6月に脳動脈瘤(りゅう)の手術を受けた。
体調について聞かれると、「おかげさまで今のところ問題なく生きております」と笑み。術後は定期的に病院に行っているが、日常生活には「何も支障はないです」と報告した。