放送作家の倉本美津留氏（５７）、小説家の石田衣良氏（５６）らが５日、都内で行われた中京テレビのインターネット動画配信サービス「Ｃｈｕｕｎ（チューン）」の記者発表会に出席した。

　同サービスは、パソコン・スマートフォンを通じてオリジナル番組や自社制作番組を配信するもので、両氏は配信限定のオリジナル番組を制作。倉本氏は総合お笑い番組「笑ってＯＫ！」、石田氏は実験企画「Ｆａｎ−ａｒｔｉｓｔ」を手がける。

　倉本氏は世の中の知られていない「面白いもの」の配信を目指すといい「ネットの中でコント番組というものが、どういうものであれば一番次の時代に切り込んでいけるのかというものを試してみたいと思っています」と説明。地上波では活躍していないが、倉本氏が見出した「次の時代を切り開いていくべきであろうというコメディアン」を起用し、刺激的な笑いの創造に挑むという。

　石田氏は本企画のために書き下ろした青春小説の版権をフリーにし、若手の音楽家や漫画家、脚本家らによる二次創作を展開する企画に挑戦する。
　「僕もここにいるほぼすべての皆さんと同じように、どんな番組になるかまったく分かっていません」と本音を明かしつつ、「今回お話をいただいて、きっと面白いことになるに違いないという気持ちで参加しました。どんな新しいことがやっていけるか、というチャレンジになると思います」と、新たな取り組みに期待した。

　配信スタートは２４日の予定。