伊藤詩織監督「一つの大きな壁を乗り越える出来事」 ドキュメンタリー映画が米・アカデミー賞にノミネート
映画『Black Box Diaries』の場面写真(C)伊藤詩織/Black Box Diaries 製作委員会
第97回アカデミー賞のノミネート作品が発表され、長編ドキュメンタリー賞に伊藤詩織監督の映画『Black Box Diaries』が選ばれました。伊藤監督がコメントを寄せました。
伊藤監督は2020年、アメリカのTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた映像ジャーナリスト。映画は、自身が被害にあった性暴力への調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー作品です。サンダンス映画祭で初上映されて以来、50以上の映画祭で上映され、18の賞を受賞。さらに、世界30以上の国と地域での配給が決定しているということです。
伊藤監督は、「このアカデミー賞のノミネーションは、一つの大きな壁を乗り越える出来事となりました。性暴力のサバイバーとして、また、権力によって沈黙を強いられているすべての人に希望をもたらすものだと思います。ここまで歩みを進めることができたのは、多くの方々の支えのおかげです。この作品は私個人の物語にとどまるものではありません。声を奪われてきた人々、そして今もなお声を上げ続けている世界中のすべての方々に、この瞬間を捧げます。この作品を通じて、少しでも多くの人々が変化への一歩へ向かっていくことを願っています」とコメントを寄せました。
アカデミー賞の授賞式は、現地時間の3月2日に行われます。
伊藤監督は2020年、アメリカのTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた映像ジャーナリスト。映画は、自身が被害にあった性暴力への調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー作品です。サンダンス映画祭で初上映されて以来、50以上の映画祭で上映され、18の賞を受賞。さらに、世界30以上の国と地域での配給が決定しているということです。
伊藤監督は、「このアカデミー賞のノミネーションは、一つの大きな壁を乗り越える出来事となりました。性暴力のサバイバーとして、また、権力によって沈黙を強いられているすべての人に希望をもたらすものだと思います。ここまで歩みを進めることができたのは、多くの方々の支えのおかげです。この作品は私個人の物語にとどまるものではありません。声を奪われてきた人々、そして今もなお声を上げ続けている世界中のすべての方々に、この瞬間を捧げます。この作品を通じて、少しでも多くの人々が変化への一歩へ向かっていくことを願っています」とコメントを寄せました。
アカデミー賞の授賞式は、現地時間の3月2日に行われます。
最終更新日:2025年1月24日 21:45