1曲20分に挑む原田悠里「帯は緩めに」
歌手の原田悠里が1日、都内で「原田悠里コンサート2019〜歌語の浪朗唱〜」開催。1400人の観客に、新境地を披露した。
年に1度、東京・大阪で開いて来た恒例のコンサートで、11日の大阪公演は令和元年度芸術祭参加公演になる。
今年の目玉は「歌語の浪朗唱(うたかたのろうろうしょう)と題した創作作品で、オペラ「蝶々夫人」をモチーフに、オペラ、演歌、歌謡浪曲を融合させた20分という大作に挑む。
「美空ひばりさんもマリア・カラスも大好きで、浪曲の部分は二葉百合子先生にご指導いただきました。ぜいたくな出会いのある歌手人生だからできた」という自信作で、「歌あり、語りあり、オペラあり、浪曲あり、歌謡曲あり、とふんだんに入れ込みました。19歳の蝶々夫人になったり、頑固なお父さんになったり、コロコロ変わるところに苦労しました」と伝えた。
着物姿でオペラの発声をするため「(着付けの際に)ヘアメイクさんに帯を緩くしてって(お願いしている)。息を吸って出さないといけないので、いつもより緩めにしています」と明かした。