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役所広司「3年半かけて初日を迎えることができました」3度の延期を経て主演映画が公開

2022年6月18日 22:10
役所広司「3年半かけて初日を迎えることができました」3度の延期を経て主演映画が公開
映画の舞台挨拶に登場した役所広司さん
俳優の役所広司さん(66)が18日、松たか子さん(45)ら共演者とともに現在公開中の映画『峠 最後のサムライ』の公開御礼舞台挨拶に登場。新型コロナウイルスの影響による公開延期を乗り越え、映画の公開日を迎えられた現在の思いを明かしました。

今作は幕末の風雲児と呼ばれた、越後長岡藩家老・河井継之助(かわい・つぎのすけ)を描いた、作家・司馬遼太郎さんのベストセラー小説の映画化。サムライとしての使命と庶民を先導するリーダーの間で葛藤しながらも、強大な武力を誇る明治新政府軍に立ち向かっていく物語です。

■役所 延期を経ての公開に「みなさんに感謝しています」

2018年に撮影が行われ、その後、新型コロナウイルスの影響で3度の公開延期に見舞われた今作。無事公開日を迎えられたことについて役所さんは「撮影したのも本当、3年半ぐらい前です。3年半かけて初日を迎えることができました。本当にお疲れ様でした。おかげでたくさんのお客さんに見ていただくことになりまして、みなさんに感謝しています」と現在の心境を明かしました。

■役所「僕は本当、運がいいんですよ」

また、役所さんと同世代で、長岡藩士・川島億次郎を演じた榎木孝明さんは撮影を振り返り「役所さんに『ずっといい役が続いているよね』って話したら、彼いわく『俺は運がいいだけですから』って言われまして、とってもかっこいいなと思ってしまいました。その言葉にあやかって、今回私もこの作品に出会えて、携われてとても運が良かったと思っています」とコメント。すると、役所さんは「僕は本当、運がいいんですよ。いつ運が尽きるかって、ドキドキしながら生きていますから」と話し、会場の笑いを誘いました。