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杉咲花、本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』の映画化で主演 「力を尽くしていきたいです」

2023年8月11日 22:45
杉咲花、本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』の映画化で主演 「力を尽くしていきたいです」
映画『52ヘルツのクジラたち』の主演・杉咲花さん(C)2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会 (C)町田そのこ/中公文庫
2021年の本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)が、俳優の杉咲花さん(25)主演で映画化されることが、11日に発表されました。

映画『52ヘルツのクジラたち』(2024年3月公開)の原作は、小説家・町田そのこさんの同名小説。原作は、2021年に全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ本屋大賞を受賞しました。

映画は、ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた女性・貴瑚と、虐待され“ムシ”と呼ばれる少年との出会いから始まる物語。杉咲さんは三島貴瑚(みしま・きこ)役で出演します。

杉咲さんは映画への参加について、「この物語は、皆が自分の隣や心の中にいる誰もに、拍手を贈れる日々への祈りだと思います。その志に少しでも加わりたくて、貴瑚という役を演じることになりました。信頼する成島組の皆さまと、力を尽くしていきたいです」とコメントしています。
そして、今作でメガホンを取るのは『八日目の蝉』や『銀河鉄道の父』を手がけた成島出監督です。成島さんは「“誰にも届かない声などない”町田そのこさんのこの熱い想いにどうしたら映画はこたえられるのか。繊細で、力強く、残酷で、あたたかい本作に、大いなる覚悟で臨んでいます。この難しい作品に、撮影前から並々ならぬ思い入れで準備をすすめてくれた杉咲さんたちと、共に挑めることを心強く思います」と作品への思いを明かしています。