保田圭、涙ながらに語る料理評論家・服部幸應さんとの思い出「生活の端々に先生がいてくださってる」
服部栄養専門学校の理事長を務めてきたほか、『料理の鉄人』など数多くのテレビ番組に出演し、解説者やコメンテーターを担当してきた服部さん。その穏やかな語り口で人気となりました。また“食育”の大切さを広め、2005年に『食育基本法』の成立に尽力。政府の会議の委員も務めるなど活躍してきました。
東京都の増上寺で行われた『服部栄養専門学校・服部家合同葬』には約8000人(主催者発表)もの参列者が訪れ、祭壇には服部さんが好きだったという赤いバラなど約1万2000本の花が飾られました。
■保田圭 亡くなる当日の服部さんの様子を語る
服部さんとラジオ番組で8年以上共演し、亡くなった当日も一緒だったという保田圭さんは「朝ラジオの収録をさせていただいて、その日は先生がアップルパイを持ってきてくださって」と、ラジオの収録終わりにアップルパイを一緒に食べ、その後、お店に移動してランチを食べたといいます。
さらに、この日の服部さんの様子について「ラジオの収録も楽しそうに、いつもより元気になさってたので。いつもと何か様子が違うなっていう感じではなかった」と語りました。
そして、別れる際も「タクシーに乗ってお帰りになったんですけど、“じゃあ、また”って言って、手を振ってくださって。その数時間後ということだったので、本当に信じられないという思いでした」と明かしました。
■保田圭 涙ながらに「生活の端々に先生がいてくださってる」
保田さんは、服部さんとの思い出について「先生に出会うまでは、お料理とか全然できなかったですし、食にもあまり興味がなかったんです。でも今は、先生から“食育”、食の大切さを教えていただいたことで、スーパーに行ったり、キッチンに立ったりするたびに、服部先生から教えていただいた言葉がよみがえってきて。生活の端々に先生がいてくださってるなという感じがします」と涙ながらに振り返りました。
合同葬には他にも、シェフの坂井宏行さん(82)、パティシエの鎧塚俊彦さん、俳優で服部さんの学校の卒業生・水野真紀さん(54)らが出席しました。