「神輿を一家に一台」最高額は275万円 杉良太郎、EXILE ATSUSHIら 3年ぶり全国矯正展へ
会場では、再犯防止に向けた矯正施設の取り組みなどの紹介や、全国の刑務所で受刑者が改善更生や社会復帰を目指して作った刑務所作業製品の展示・即売会が行われています。
法務省から日本でただ一人『特別矯正監』を委嘱されている杉さんは、長きにわたり刑務所を視察。受刑者や刑務所で働く刑務官と触れ合い、問題点や意見を法務省に提出するなど刑務所の改善に尽力しています。
視察を終えた杉さんは「受刑者は日々作業の中で指導を受けながら一生懸命作っています。見ていただく機会を作っていただいたら、励みになるかなと思います。どんなものを作っているのか社会勉強というか気がつくところだと思いますので、今後とも全国矯正展に1年に1回は行こうかなと思っていただいたらありがたい」と呼びかけました。
EXILE ATSUSHIさんは「物価の高騰や輸入品が入ってきづらい状況の中で、受刑者の方々が作ったものが日本の社会問題にも役立てるような矯正展と感じました」とコメント。コロッケさんは「ひとつひとつの商品を見ていただくと、受刑者の方たちが忍耐強く精神的なところも考えながら更生されるような形でいろんな品物づくりをされておりますので、生活の中の一部として使っていただければ」と話しました。
合計2100品目およそ4万7000点の中の最高額は、富山刑務所から出品された275万円のお神輿(みこし)。長年支援するベトナムへ2基、寄付したことを明かした杉さんは「刑務所ならではといいますか時間をかけて作っている。お安い神輿だと思います。一家に一台ずつ(笑)家に帰ったら神輿があるって楽しい」。また、網走刑務所の黒毛和牛A5ランク“網走監獄和牛”などを例に挙げ、各刑務所に特色をつけて「最後は全国の刑務所で“これは負けないんだ”というものを競い合うところへ持っていきたい」と語っていました。