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マンガ大賞『ありす、宇宙までも』作者・売野機子が出席 「1位とりますって言って始めた」

2025年3月27日 14:15
マンガ大賞『ありす、宇宙までも』作者・売野機子が出席 「1位とりますって言って始めた」
売野機子、マンガ大賞を受賞
書店員を中心とした各界のマンガ好きが“今、一番薦めたいマンガ”を選ぶ、『マンガ大賞2025』の授賞式が27日に行われました。大賞に輝いた『ありす、宇宙(どこ)までも』の作者・売野機子さんが出席しました。

この『マンガ大賞』では、これまで映像化された『ちはやふる』や『ゴールデンカムイ』などの話題作も大賞に選ばれています。

今回大賞に輝いた『ありす、宇宙までも』は、主人公のありすが、同級生の天才・犬星と共に日本人初となる女性宇宙飛行士の船長を目指す物語です。

大賞を受賞したことについて売野さんは、「(マンガは)いろいろ賞があると思うんですけど、編集部の皆さんに1位とりますって言って(連載を)始めたので、有言実行できて安心しました」と喜びを語りました。

主人公・ありすは、幼い頃からバイリンガル教育を受けるも、両親の死によって結果的にどの言語も中途半端となり、他者とのコミュニケーションに苦労します。感情をうまく言語化できないという生きづらさを抱えながらも、壮大な夢に向かって奮闘する姿が描かれています。

売野さんは、「実家の人たちがマルチリンガルの人たちが多くて、ずっと『日本語しかしゃべれない自分やべー』みたいなのが、子どもの時から焦りじゃないですけど、不完全な状態みたいなのが自分の中であったので、そういうところから来たのかなとなんとなく思います」と主人公の設定が生まれたきっかけを明かしました。

(3月27日放送『news every.』より)
最終更新日:2025年3月27日 14:15
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