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新人アナウンサー“初鳴き”に密着 堂々デビューに先輩アナも感心 「親しんでもらえるように」

2024年6月5日 22:05
新人アナウンサー“初鳴き”に密着 堂々デビューに先輩アナも感心 「親しんでもらえるように」
新人の瀧口麻衣アナ、並木雲楓アナ、水越毅郎アナのデビュー日に密着
2024年に入社した日本テレビの新人アナウンサー3人が、3日放送の『ZIP!』と『DayDay.』に生出演。アナウンサーとしてデビューを果たしました。

デビューしたのは、福井県出身で、4歳から始めたなぎなたで、高校3年生の時に日本一に輝いた経歴を持つ瀧口麻衣(たきぐち・まい)アナウンサー(23)、山梨県出身で、短時間で似顔絵を描く“10秒似顔絵”が得意な並木雲楓(なみき・もか)アナウンサー(23)、東京都出身で、『名探偵コナン』が大好きで、毛利蘭に憧れて高校空手部に入ったという水越毅郎(みずこし・たけろう)アナウンサー(22)です。

新人アナウンサーが初めてアナウンスする“初鳴き”と呼ばれるこの日。午前6時半ごろから生放送本番に備え、発声練習とともに、生放送で披露するそれぞれの特技を入念に練習していました。『ZIP!』本番直前の打ち合わせを終え、緊張の面持ちの3人に話を聞きました。

――これから“初鳴き”ですが、昨日は眠れましたか?

瀧口アナ:ちょっと緊張してしまってあまり眠れませんでした。

並木アナ:私もよく眠れなかったんですが、一生懸命頑張ろうという気持ちできました。

水越アナ:あんまり眠れなかったですね。今日は3時ぐらいに起きました。

――デビューとなる『ZIP!』には、総合司会として、先輩アナの水卜アナがいますね。

瀧口アナ:安心感もものすごくありますし、同時に緊張感もあるんですが、一生懸命、新人らしく頑張ろうと思います。

並木アナ:どの先輩も「水卜さんがいらっしゃるから絶対に大丈夫だよ」って言ってくださるので、安心して一生懸命頑張ります。

――生放送への意気込みを教えてください。

水越アナ:しっかりと声を出して、元気な姿を届けたいと思います。頑張ります。

■3人が個性を生かした特技を生放送で披露

生放送の本番では、ひとりずつ自己紹介をし、それぞれの特技を披露しました。『ZIP!』では、瀧口アナがなぎなたのジェスチャーを用いた自己紹介を行い、並木アナは“10秒似顔絵”で、番組にゲスト出演していたタレントのヒロミさんの似顔絵を披露しました。さらに、水越アナはZIP!担当で、空手の経験がある北脇太基アナと組手を行い、その勢いのよさでスタジオを驚かせました。

『ZIP!』生放送終了後、水卜麻美アナは新人アナ3人に向けて「これからうれしいこともいっぱいあると思うけど、苦しいこと、つらいこと、力がないなと悔しい思いをすることもたくさんあると思うんですけど。一度テレビに出たらこの先はもう新人だからできなかったとか、伝えられなかったってことが全く許されない世界になってしまう」と、アナウンサーの仕事の厳しさを語りました。

続けて「一日でも早く信頼してもらえるようなアナウンサーになれるように、一緒に頑張れればと思うので、これからはもう身内として私たちも頼りながら、私も頼るし、一緒に頑張っていければと思います」と、3人にエールを送りました。

そして、午前10時45分頃から出演した『DayDay.』では、瀧口アナが大学時代にK-POPのカバーダンスサークルに所属していた経験をいかし、BTSの『Dynamite』のダンスを披露。また、水越アナは“空手の形を披露した後に名探偵コナンの情報を言う”という独特な特技を披露しましたが、生放送の緊張もあってか失敗し、出演者から一斉にツッコミを浴びてしまいました。そして並木アナは、“10秒似顔絵”で番組MCの山里亮太さんの似顔絵を披露し、スタジオを盛り上げました。

無事に生放送を終え、アナウンサーとして歩み始めた3人。ホッとしたのか、その表情には笑顔も見られました。

――生放送を終えて今の心境はいかがですか?

水越アナ:特技をちょっと失敗してしまったんですが、振り返ったらすごく楽しいものだったなというふうに思います。

並木アナ:初鳴きをしている間は、温かい先輩たちの目のおかげで安心して話すことができたのでよかったです。

瀧口アナ:至らないところもたくさんあったのですが、今はやりきったぞという気持ちでいっぱいです。

――これからどんなアナウンサーになりたいですか?

水越アナ:まだ未熟なところもたくさんあるので、先輩たちから研修を受けて、一人前のアナウンサーになれるように頑張ります。

並木アナ:緊張とうまく付き合って、情報をしっかりと視聴者の方に届けられるアナウンサーを目指します。

瀧口アナ:より一言一言、発する言葉に責任を持ってお届けできるように、しっかりと勉強していきたいと思います。

■新人アナを見守った先輩アナは「将来が楽しみしかない」

今回の新人アナの研修を行い、生放送を見届けていた先輩・蛯原哲アナウンサーとラルフ鈴木アナウンサーは、3人のデビューをどのように見たのでしょうか。

――今日の新人アナのデビューを見守っていかがでしたか?

蛯原アナ:いや、もうとにかくほっとしました。

ラルフアナ:まさにその言葉に尽きますね。今日、自分も『DayDay.』のナレーション担当していたんですけれども、自分の仕事よりももうデビューの方が気になって気になって仕方なかったですけど。堂々と今できることを精いっぱいやってくれたと思います。

蛯原アナ:我々の時はあんなにオンエア直前に笑えなかったですよね。

ラルフアナ:引きつっていましたし、この場から逃げ出したいと思っていたんですけどね。

蛯原アナ:堂々としているなと。将来が楽しみしかないですね。

――3人にはどんなアナウンサーに育ってほしいですか?

蛯原アナ:今持っている個性もいかしつつ、しっかりとアナウンサーとしての基礎を身につけて大きい存在になってほしいなと思います。

ラルフアナ:日本テレビのアナウンサーって、親しみやすいアナウンサーという印象も持っている方も多いと思うので。一日でも早く視聴者のみなさんに少しでも愛されるような、親しんでもらえるような、そんなアナウンサーになってほしいなと思っております。