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一色采子、朗読劇に初めて挑む心境を語る

2021年11月24日 18:06
一色采子、朗読劇に初めて挑む心境を語る

俳優の一色采子さんが東京・銀座ブロッサム中央会館で行われる朗読劇『智恵子抄』(12月4日上演)で、初めて朗読劇に挑戦。舞台に挑む心境を語りました。

朗読劇は、詩人・高村光太郎氏の詩集『智恵子抄』の出版八十周年記念として上演。高村氏と妻・智恵子さんとの夫婦愛が描かれていて一色さんは妻・智恵子役として出演します。一色さんは「今回、智恵子をやらせていただくってことになってとてもうれしかったです」と話しました。

実は、一色さんの父・日本画家の大山忠作氏は福島県二本松市出身。高村さんの妻・智恵子さんと同郷で共通点もあり「私の父が福島県の二本松市出身で智恵子と(出身地が)同じなんです。ゆかりのある人間として…」と出演依頼を受けた当時を振り返りました。

また初めて挑む朗読劇について「俳優って、どうしてもセリフがあるとそれにあった動きをしたくなっちゃう、隣に人がいると、その人に向かって(セリフを)言いたくなる、一番注意しなければいけないと思っているのが、朗読ですから本を持っていますので、劇のように動いたりして中途半端なものになってしまったらいけないなと思って、どういうふうにしたら見て下さる方が想像力を膨らませて朗読よりはちょっと立体的なものができる、完成形のない分野ですので今探りながら(稽古を)やっているという感じです」と心境を明かしました。

最後に一色さんは「朗読劇っていうのがどういうものかっていうのをうわーこんなに想像力が膨らむものなんだっていうふうにご覧いただけたら、そういうものが出来上がったらいいなと思って一生懸命稽古していますので是非お楽しみにいらして下さい」と笑顔で話しました。

夫の高村光太郎役は俳優の横内正さんが務め、朗読劇は智恵子さんの出身地、福島県二本松市でも上演されます。