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『新世紀エヴァンゲリオン』庵野秀明監督 声優・清川元夢さんを追悼「まだまだ新たな役をお願いしたかった」

2022年8月23日 22:10
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウ役などで知られる声優で俳優の清川元夢(きよかわ もとむ)さん(87)が、17日に亡くなったことを受け、同シリーズの監督を務めた庵野秀明さん(62)が、コメントを発表しました。

これまで『ふしぎの海のナディア』のガーゴイルや、『機動戦士ガンダム』のテム・レイの声をはじめ、特撮や吹き替えなど幅広く活躍してきた清川さん。

庵野さんは、自身が代表を務めるアニメ制作会社『カラー』の公式ツイッターで、「学生の頃から大ファンだった清川元夢さんが御逝去されました。まだまだ新たな役をお願いしたかったのに、残念でなりません」と悲しい胸の内を明かしました。

また、清川さんとの思い出について、「偶然新宿駅でお会いした時に『庵野ちゃん。エヴァ早く終わらせないと俺、いなくなっちゃうよ』と笑顔で話され、シン・エヴァの2回目のアフレコの時に『庵野ちゃん、間に合って良かったね』と笑顔で去っていった清川さんを、最敬礼でアフレコスタジオ出口で見送ったのが、今生の別れとなりました。お悔やみ申し上げます」と振り返りました。

そして最後に、「色々出ていた過去作品の裏話を楽しそうに話されていた時の笑顔は忘れません。ありがとうございました」と清川さんへの感謝をつづりました。

清川さんの葬儀は遺族の意向により、近親者のみで執り行われたということです。