林家三平「試行錯誤しています」 戦争経験者の家族として受け継いでいくこと 東京大空襲から80年
『時忘れじの集い』に出席した林家三平さん
式典の後、取材に応じた三平さんは、記者からの“語り部として活動を続けてきた母・香葉子さんから受け継ぐものは”という質問に「真実だと思います」と回答。続けて「真実をそのまま飾らずに作らずに、語っていくことが大切だと思う」と語りました。
しかし、悩みもあるそうで「戦争経験者の皆さんは、語るだけで伝わるものがあるじゃないですか。我々は戦争経験者の家族、二世です。二世が同じようなことを語っても、心はつながっていかないと思います」と吐露。
東京大空襲の経験者は全員80歳以上となりました。次世代へ戦争を語り継いでいくことの難しさについて「どういうふうに工夫するかというのは、我々に託された役目ではないかと。いま本当に苦しんでいます。どう伝えていけばいいんだろうって、試行錯誤しています」と明かし「戦後80年、90年と学んでいき、伝えていくことが使命だと思っています」と語りました。
最終更新日:2025年3月10日 7:05