黒柳徹子90歳 42年ぶり“トットちゃん”執筆のきっかけは「ウクライナの問題」思いを明かす
『続 窓ぎわのトットちゃん』は、1981年に発売された大ヒット作『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)の続編です。トットちゃんが、東京大空襲の数日後、青森に疎開してから、音楽学校を卒業後、NHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでが描かれています。
■執筆のきっかけは「ウクライナの問題」
42年ぶりとなる続編に黒柳さんは「ぼんやりしていたら42年たってしまった」と、笑いを交えながら話し「続編を書いてほしいというお話は前からありました。書くことないしなって思っていたんですけど、やっぱり一番大きい問題はウクライナの問題。子供たちはどうしているんだろう?と思ったときに、自分が子供だった時に戦争がどんなだったかということを思い出して、もう少し書いてみようと思った。一番書きたかったのはそのことです」と、執筆のきっかけを語りました。
また、記者から「文章の書き方をどのように習得したのか」と質問された黒柳さんは「作家ではないので、上手かどうかというのはわからないです。(初めに書いてと言われたときには)何を書いたらいいかわからなくて、劇作家の飯沢匡(いいざわ・ただす)さんにどうすればいいですかって聞いたら、“君、学校の時に作文習っただろ? 作文でいいんだよ”って言われて、作文でいいのかと思って作文なら大好きだから書けると思って書きました。(今作も前作も)作文だと思って読んでもらえれば」と、笑顔を見せました。