俳優でタレントの黒柳徹子さん（89）が27日、平和活動に長年取り組む人に贈られる『澄和Futurist賞』を受賞し、今後の慈善活動に向け、意欲を明かしました。

黒柳さんが受賞した『澄和Futurist賞』は、平和な未来に向けて、様々な活動に取り組む個人や団体に贈られるもの。これまでに、吉永小百合さんや山田洋次監督といった著名人も選ばれてきました。

黒柳さんは今回、アジア初のユニセフ親善大使として30年以上にわたり、飢餓や紛争、貧困などに苦しむ子どもたちを助けてきた活動などが評価されました。イベントで黒柳さんは「今日は素晴らしい賞をいただいて、本当に心からうれしく思っています」と挨拶しました。

さらに、黒柳さんは慈善活動のきっかけについて「40年近く子供たちのために働くことにしようと思ったのは、死にかけた子供が私に言ってくれた言葉でした。『あなたのお幸せを祈っています』そんなこと私たちは、自分が具合の悪いときに人には言えないものです。子供たちが食べる物がなくて親もいなくてさまよっているような様子を見ると“どうしたらいいんだろう”と思ってしまいます」と振り返りました。

そして、今後の慈善活動については「子供たちにそういう辛い思いをさせないように、みんなで頑張って笑顔をずっと守ってこれからもできる限り続けていきたいと思います」と意欲を語りました。