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林家三平 父を目標に「“どうもすいません”を継承していく」 初代・三平さんの記念館が再開

2024年4月11日 5:10
林家三平 父を目標に「“どうもすいません”を継承していく」 初代・三平さんの記念館が再開
取材会に出席した林家三平さん
落語家の二代・林家三平さん(53)が、父である初代・林家三平さんの記念館『ねぎし三平堂』(4月14日から通常公開)が4年ぶりに再開することを記念して取材会を行い、父への思いを語りました。

『ねぎし三平堂』は1995年11月、初代・三平さんのゆかりの品を展示した記念館としてオープン。コロナ禍により休業していましたが、今年、落語協会が100年の節目であり、来年は初代・三平さんの生誕100年にあたることから4年ぶりに再開されることになりました。

二代・三平さんは記念館の再開について「やっとスタートという段階。これからいろいろとレイアウトも変えていきながら展示していこうと思っていますので、よろしくお願いします」と挨拶しました。そして、「(記念館は)存続が難しいならば一度閉めるしかない。閉めてしまうと、ここの空気は全部止まっちゃう。もう一度ここに息を吹き込む作業が、この半年間皆さん、スタッフ、苦労しました。今日という日を迎えられて、天気と一緒で快晴な気分です」と振り返りながら喜びのコメント。

また、父の初代・三平さんが来年生誕100年を迎えることについては「100年という大きな節目、私も来年に向けてお父さんの跡を継いで、“お父さんらしくなってきたよね”と言われることを目標にしております」と意気込みを述べながら、父・三平さんの持ちギャグについても触れ「何で『林家三平』って名前を継いだか?やはり“どうもすいません”を継承していく。一番大切なものだと思っています」と思いを明かしました。

さらに、父の存在については「父は自分から“どうもすいません、すいません”と、突っ込んでもらうような人間に自分を変えて、お客様に笑いを提供していました」と思い返しながら「そんな父を目指したい芸人さんが増えてくれるといいなってよく思います。私も含めて、“どうもすいません”を継承していきます」と決意を新たにしました。