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内村光良監督、ずん・飯尾和樹に急きょ出演をオファー 「“田畑を見守る人”という役」

2023年9月24日 22:05
内村光良監督、ずん・飯尾和樹に急きょ出演をオファー 「“田畑を見守る人”という役」
内村光良さん
お笑いコンビ・ウッチャンナンチャン内村光良さん(59)が23日、監督を務めた短編映画『夏空ダンス』の公開御礼舞台挨拶に、主演した島雄こなつさん、共演の倉島颯良さん(21)とともに出席し、撮影について振り返りました。

内村さんは、監督としてこれまで長編映画『ピーナッツ』(2006年)、『ボクたちの交換日記』(2013年)、『金メダル男』(2016年)の3作品を世に送り出してきました。

4作目となる今作は、内村さんのふるさとである熊本県の人吉・球磨を舞台に、ダンスに打ち込む高校生たちが、夢への一歩を踏み出す姿を描いた青春物語です。

内村さんは映画製作の経緯について、「もう3年前になりますが、熊本豪雨がありまして、私のふるさとの人吉・球磨が市内全域に浸水、多分何百年に一度くらいの規模だったと思いますけれども、私の実家も床上浸水でしたし、泥のかき出しとか、家財道具整理したり、みんな本当に必死で、映画どころではなかったんですけれども、1年たった後くらいに、この発展途上の景色を映像に残せたらいいかなと思い始めて、ちょうどその時に『世界の果てまでイッテQ!』の番組でダンス企画があって、その時に担当してくれた子が島雄こなつちゃんだったんですけれども、(ダンスが)うまくてね。この子が人吉市の荒れ地、更地で踊ったら絵になる、これ見て元気もらえるんじゃないかなという気がして、青春映画にしました」と語りました。
映画には、島雄さん、倉島さん、吉川康太さん(22)といった顔ぶれのほかに、北村一輝さん(54)、ムロツヨシさん(47)ら豪華キャストが集結。内村さんも主人公・夏子(演:島雄こなつさん)の父親役として出演しています。

なかでも、ずん飯尾和樹さん(54)の出演は急きょ決めたそうで、「撮影の10日前に飯尾くんからメールが来て、“撮影現場を見たいので、人吉市行ってもいいですか?”って。“だったら出てくれよ”って、急きょ“田畑を見守る人”という役をやってもらいまして(笑)、テイク5つくらい撮ったかな? 最後アドリブのところは。全部違うこと言ってました。結果すごく短くなってしまったんですけれども、いい味出していましたよね」としみじみと語りました。

一方で、飯尾さんが少しやりすぎてしまった場面もあったようで、「車バンバンたたいたりとか、容赦ないところがね。あれも彼(飯尾さん)のアドリブです。(登場した車は)私の実家の車なんですよ。番号変えて、人吉市ってくっつけて。低予算なもんですから。だから私すごく運転しやすかったんですけども(笑)それをバンバンたたくもんですから“あんまりたたくな、俺の車だぞ!”って言って、そんなのもありました(笑)」とエピソードを明かしました。