西川きよし、“漫才ブーム” で高級車を購入 「お前の車か?」吉本社長からの言葉に驚き

西川さんは、タクシー運転手だった父親の影響で幼少期から車に憧れ、漫才師として成功すると『日産 ダットサン・ブルーバード』、愛する家族のため買い替えた『日産 セドリック』と、数々の愛車と共に人生を過ごしてきました。
■アメリカ車にあこがれて購入するも失敗…
26歳の時にはアメリカ車への憧れが強くなり、『ダッジ ダート』という車を購入した西川さん。しかし、わずか1年で手放したそうで、理由はアメリカ車の特有の“車体の大きさ”でした。「小回りが利かず運転が大変でした。それに規格の小さい駐車場は、“外車お断り”というところもあって困っていました」と、当時の思い出を明かしました。
その後も、アメリカ車への憧れを捨てきれなかった西川さんは、『フォード マスタング』に似ているからという理由で、以前も乗っていた『日産 セドリック』を再び購入したそうです。
■相方・やすしさんが謹慎処分に 「愛車が稽古場」
この時期、西川さんは予期せぬ事態に見舞われます。相方の横山やすしさんが不祥事で謹慎処分され、レギュラー番組の司会を、1人で務めることになったそうです。西川さんは、「これまで2人でずっと司会をやってきたのに、急に一人ぼっちになって…」と不安だったことを告白。「サービスエリアなどで車を止めて、バックミラーを見ながら、司会の稽古をしていました。家では妻に心配かけるので…」と、車中でこっそり司会の練習していたことを明かしました。
■ベンツを購入したら、吉本社長に「お前の車か?」
1980年当初、漫才がメディアを席巻する“漫才ブーム”が起こりました。ブームの火付け役でもあった西川さんは、収入も大幅にアップ。30代となった西川さんが新たに購入したのが、『メルセデス・ベンツ450SEL』でした。
憧れの車を手にした当時をうれしそうに語った西川さんですが、高級車ゆえの出来事があったそうで、「(所属事務所の)吉本興業にベンツで行ったときに、たまたま会社から『トヨタ クラウン』に乗った吉本の社長が出てきて、私の横を通ったんです」と話すと、「『お前の車かこれ? 吉本はお前にこんなにギャラ払ってるのか。ちょっと考えさせてもらう』って言われました(笑)」と苦い思い出を明かしました。