木や金具使わず紙とのりだけで制作 山鹿灯籠まつりで奉納する灯籠の制作開始祭
8月に山鹿市で行われる山鹿灯籠まつり。まつりで奉納される灯籠の制作が本格的に始まるのを前に23日、制作開始祭が行われました。
山鹿市の大宮神社で開かれた燈籠制作開始祭には、灯籠師や祭り関係者など22人が参加しました。7人の灯籠師がお祓いを受けた後、和紙に切り込みを入れる「刃物入れの儀」を行い、灯籠制作の無事を祈りました。
国の伝統的工芸品に指定されている山鹿灯籠は、木や金具は一切使わず、灯籠師の手によって和紙とのりだけで作られます。祭り当日には山鹿市の大宮神社に奉納されます。
■山鹿灯籠師組合 田中久美子組合長
「皆さんに華やかな灯籠を見て頂けるように頑張りたいと思います」
山鹿灯籠まつりは、8月15日と16日に行われ、まつりのハイライトの「千人灯籠踊り」は16日に行われる予定です。そして灯籠師が制作した28基の灯籠は、16日の「上がり灯籠」で奉納される予定です。