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「子育てのコツは益城にあった」"四賢婦人"の母・鶴子を描いたミュージカル

2024年1月22日 19:22
「子育てのコツは益城にあった」"四賢婦人"の母・鶴子を描いたミュージカル

1月、益城町であるミュージカルが上演されました。タイトルは「鶴子の一生」。益城町出身で女性の地位向上に尽力し、「四賢婦人」と呼ばれたひとり、矢嶋楫子の母、鶴子の人生を描いた作品です。

1月19日、益城町文化会館。この日上演されたのは、益城町の偉人「矢嶋楫子」を育てた母・鶴子に焦点をあてたミュージカル「鶴子の一生」です。主役の鶴子を演じたのは、益城町出身のミュージカル俳優で、町の復興大使でもある小松野希海さん。自ら初めて企画した公演の会場に、地元の益城町を選びました。

■小松野希海さん
「地元の益城町でミュージカルを上演することが夢だった。地産地消だからできるミュージカルを作れるのは、すごくうれしいです」

舞台に立つのは、益城町や熊本市などに住む3歳から77歳の約100人。中には、57歳で初めてミュージカルに挑戦する人も…。小学校教諭の太田理会さん(57)。大きくなった鶴子の娘、久子(徳富蘇峰・蘆花の母)を演じました。
■久を演じる太田理会さん
「久です。お久しぶりです。お母さんのごつ、子どもたちにいろんなことば教えましたよ」

男尊女卑の考え方が色濃い時代に、自ら学び、行動し、子どもたちを力強く育てる鶴子の生き方を軽快な音楽にのせて表現します。2日間行われた公演はいずれも満席に。あわせて1000人近くが来場しました。

(出演者全員で歌うフィナーレ)
「母の教えを心に留めて、明日に向かって勇ましく突き進んでいこうよ、いざ益城!ありがとうございました」

■観客 熊本市から
「パワーをもらった気持ち。すごく楽しかったです。歴史を勉強してみようかなと、いろいろ考えさせられるいいミュージカルでした」
■観客 益城町から
「小さな子どもさんが頑張っているからびっくりしました。益城のために頑張ってもらえるとうれしいです」

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