【ウニに記憶力!?】済々黌生物部が世界初の発見 その内容は? 5月に米国で発表
済々黌高校の生物部の生徒たちが、国内最高峰の科学コンクールで2位に相当する文部科学大臣賞を受賞しました。その内容は「ウニの記憶力」。世界初の発見というその研究内容とは?
21日、県庁を訪れたは済々黌高校生物部の3人の部員。3人は去年12月、中学生と高校生を対象にした国内最高峰の科学コンクール「日本学生科学賞」で2位に相当する文部科学大臣賞を受賞しました。
研究のテーマは「ウニの記憶力」。3人は、天敵のヒトデが近づいた時のウニの行動の違いを観察し、ヒトデに襲われたウニは、その経験を長期間記憶して、逃げていることを世界で初めて明らかにしました。
■濟々黌高校生物部 今村響部長
「いくつかのウニは天敵のヒトデから逃げません。私たちはなぜ天敵から逃げないか興味を抱きました」(英語)
3人は、今年5月にアメリカ・ロサンゼルスで開かれる「ISEF国際学生科学技術フェア」に日本代表の10組の中に選ばれていて、今、英語での説明を特訓中です。
済々黌高校生物部がウニの観察を始めたのは5年前。これまでウニの移動についての新発見など、先輩から受け継がれた探求心が快挙につながりました。
■濟々黌高校生物部 今村響部長
「部活の研究というのは、先輩が明らかにしていたことが大きな物があって、先輩方があってこその自分たちだと思ってます。ウニは一目見ただけでは分からないんですね。よく観察すると、何か棘の間からニョロニョロした触手みたいなやつが出てるとか、いろんな気づきがあって、そこが一番不思議な生き物というところが魅力だと思っています」
Q食べるのは?
「僕、食べられないんですよ。味が苦手で」