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【休館】金沢21世紀美術館 2027年5月から大規模修繕へ

2025年2月25日 19:14
【休館】金沢21世紀美術館 2027年5月から大規模修繕へ
金沢市の新年度当初予算案が発表されました。
新たな町づくりのほか少子化や災害対策などに重点を置き、過去最大の予算規模となりました。

一般会計で2049億円。過去最大となった金沢市の新年度当初予算案。

金沢市 村山市長:
「安全で活力ある未来を視座に礎を築く積極投資予算として編成をいたしました」

そんな市の施策でいま、注目されるのは、なんといっても…

テレビ金沢 住田鉄平 記者リポート:
「金沢のメインストリートともいえる駅前からの都心軸。その沿線の再整備に向けた取り組みが加速します」

金沢駅前から片町まで伸びる「都心軸の再整備」です。民間開発の機運を高めるシンポジウムの開催や老朽化した片町のビルの再整備を支援。
取得に向けて交渉が始まる日銀金沢支店の跡地については先行利活用に向けて建物の改修設計に着手します。

そして、もうひとつの注目スポット駅前の都ホテル跡地を所有する近鉄不動産に対しては。

金沢市 村山市長:
「(所有者の近鉄不動産が)北陸髄一の複合施設を目指すとまで明言されましたので、近鉄不動産の考えに対して、相談に乗っていきたいと考えています」


その都心軸沿線では商店街の課題に対応するため香林坊ラモーダにサポートサロンを開設。専門家の派遣や空き店舗とのマッチングで新規出店を促します。

また、観光面では金沢の庭園文化を発信します。金沢城公園や西氏庭園など8か所をまわるおよそ4.5キロを「回廊」として設定し、冊子などで県内外にPRします。

一方、金沢21世紀美術館は今後、大規模な修繕に入る見込みです。

経年劣化で傷んだ設備の更新などのためでこれに伴い、再来年の2027年5月から翌年3月まで休館が予定されています。

一方、少子化対策では。


金沢市 村山市長:「結婚、出産に至るところの経済的な不安を解消することに意を用いたのが今回の少子化対策になります」

出産の希望が叶えられる環境づくりに向けて3歳未満の第2子以降の保育料を無償化します。

また、災害対策としては去年の能登半島地震を受けて、マンホールトイレの整備を加速するほか被災地に派遣可能なトイレトレーラーを導入します。


金沢市の当初予算案は、来月3日に開会する市議会に提出されます。
最終更新日:2025年2月25日 19:14
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